日時 2022年6月15日(水) 18時30分から
場所 エル・おおさか(大阪府立労働センター)南館72
〒540-0031
大阪市中央区北浜東3-14
アクセス | エル・おおさか (l-osaka.or.jp)
参加費 無料(事前申込不要)
大阪過労死問題連絡会は、2022年6月18日(土)に実施をされる全国一斉の過労死110番のプレシンポジウムとして、社会的に注目されている3つの事件についての報告を通じて、過労死等の被災者・遺族の救済と予防について考えていきたいと思います。
是非、ご参加下さい。
★脳・心臓疾患の認定基準の改正
厚生労働省は、昨年9月に脳・心臓疾患の認定基準を改定しました。
過労死ラインの労働時間が認定の大きな壁になっていました。改正により、過労死サインに近い労働時間が認められれば、労働時間以外の他の負荷要因を総合的に考慮して判断することになりました。
この改正で、東京地裁で訴訟中だった、夜勤交代制の下で勤務していた居酒屋の調理担当の過労死(救命)について、被告国(労働基準監督署長)が自ら業務上と判断(自庁取消といいます)しています。
この事件を担当した弁護士からの報告です。
★奈良県職員のヤミ残業による過労自殺
奈良地裁は、奈良県庁の職員だった故西田幹さん(死亡時35歳)が、長時間勤務の下でうつ病を発病し、過労自殺した事件につき5月31日(火)原告勝訴の判決を下しました。
全国の県庁、市役所の職員の勤務時間の把握は自己申告でされている役所が多く、IDカード等の出退勤の客観的な記録で明らかな長時間勤務との食い違いが生じています。
地方公務員の長時間勤務による過労死・過労自殺を防止するにはどうしたらよいのか、この事件のご遺族のお父様である西田裕一さんにお話しして頂きます。
★現職高校教諭の長時間勤務による適応障害発病
府立高校の現職高校教諭の西本武史さんは、月100時間を大きく超える長時間勤務が続くなか、適応障害を発病しました。
公務災害として認定され、大阪府に対する損害賠償請求訴訟の判決は本年6月28日(火)に予定されています。
給特法により時間外勤務に対する手当が支給されないこと、多くの校務や部活動による多忙さ。そのなかでの生徒に対する教育への思いを西本武史さん自身に語ってもらいます。
◆コロナ労災・過労死・ハラスメント110番を行います◆
トヨタ自動車に勤務する男性社員(当時28歳)が上司からのひどいパワーハラスメントにより適応障害を発症し自死をした件につき、トヨタ自動車が再発防止について具体策を盛りこんだ和解をしたことが先日報道されました。
このようなパワーハラスメントが労働者の心身に深刻な被害がもたらす例が後を絶ちません。また、コロナ禍の中、長時間労働や心理的な負荷の高い業務に従事し、労働者が心身の健康を害することが危惧される状況が続いています。
毎年恒例の全国一斉の無料の電話相談を、下記日時に行うことになりました。弁護士が待機をしてその場で対応いたしますので、ご相談お待しております。
◆日 時◆ 2021年6月19日 10時から15時
◆電話番号◆ 06-6364-7272
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